大石凝眞素美翁顕彰会
お知らせ
大石凝眞素美翁顕彰会二代会長・筧尚子( 本名 淑恵 水野満年四女 )は平成21年5月18日午前8時15分、逝去致しました。
本年初めより特に体の変調を来して居りましたが、内臓全体の衰弱となり、帰らぬ人となりました。
皆様の生前のご厚誼に対して厚くお礼申し上げます。
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幕末から大正にかけて生きた隠れたる勤皇の国学者・大石凝眞素美翁の遺徳を顕彰し、後世にその教学を伝承し、更には、大石凝眞素美翁の高弟・水野満年敬山翁の『古事記』の精華発揚の理想を継承し、混沌たる我が国思想界に清風を吹き起こさんことを目的として、大石凝眞素美翁顕彰会が設立されて居ます。
● 大石凝眞素美翁顕彰会機関誌『世界の光』 82号 (平成17年1月号)
● 大石凝眞素美翁顕彰会機関誌『世界の光』 83号 (平成18年1月号)
● 大石凝眞素美翁顕彰会機関誌『世界の光』 84号 (平成19年1月号)
● 大石凝眞素美翁顕彰会機関誌『世界の光』 86号 (平成20年8月号)
● 大石凝眞素美翁顕彰会機関誌『世界の光』 87号 (平成21年7月号)筧尚子(淑恵)先生哀悼号
● 水野満年敬山翁略伝
ここでは『大石凝眞素美翁略傳』に基づき、大石凝眞素美翁の略歴および教学について紹介します。
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| 大石凝眞素美翁 | 隠れた勤皇の国学者 『大石凝眞素美翁略伝』 (昭和23年発行) |
[ 大石凝眞素美翁略傳 ]
【 出生 】
大石凝眞素美先生の祖先は近江国甲賀郡油日村字毛枚(をびら)の人にして、姓を望月氏と称し、翁の祖父・幸智氏は国学者である。
翁は天保三年十一月、伊賀国上野の小王町に呱々の声をあげた。
幼名を望月春雄と呼ばれ、元服して大輔広矛と改めたが、後更に明治六年九月、大石凝眞素美と改名、以後は専ら大石凝眞素美の名で通された。
父は望月登、母は川村文。
家は代々学問を以て知られ、当時、父・登は醫を業とされる傍ら、多賀神社の神札を諸国に配布される事にも当って居られたと言ふ。
家系は日臣命の直系・大伴氏の後裔と傳へられ、壬申の乱の秋、近江朝廷方に殉ひ、草奔の間に韜晦して伊賀、近江の地に轉住し、代々望月を以て姓として来たが、その間の系譜の詳細は調査中である。
始め翁は、醫を以て業を継ぐべく醫学を学ばれたが、醫を以て立つの志なく、国学を学ばんとして足代弘訓の門に入った所、足代翁が門弟達を訓すに洋学の奨励を以てしたのを憤って、止る事歳に満たずしてその門を去って、折柄の打ち続く幕府の失政を憤り、国内の人心騒乱と国家の前途を憂ふの余り、これを神智によって打開せんとの悲願を抱いて、諸国に神人を求めて飄然、遍歴の旅に出られた。
この神人捜索時代に於ける先生の学問上の経歴は余り明かでなく、只僅かに播州・龍野の言霊学者・脇坂内蔵直成に會されたのと、高野山に於て佛典を研鑽された事歴とが傳って居るに過ぎない。
【 京師時代 】
神人捜索の旅に出られた翁は、各地に遍歴して神人を求むるの傍ら、国学並佛典の研鑽を続けて、この間学識も大いに進んで、その所説にも亦見る可きものがあったが、時恰もよし、文久三年十二月、翁三十二才の秋、学習院に学者を會して教学を大いに振興せんとするの機運に際會、翁は直ちに上京して鹽満玉・鹽涸玉献上の儀の奏請方を申し出られたが、係員に翁の真意の奈辺にあるやを解せられなかったが爲、遂にこの儀は用ひられる所とはならなかった。
それより翁は、専ら京師にあって血氣白刃の間を往来、天誅組の屯所を訪れ皇国の至道を説き、巨魁等をして舌を巻かしむる等の事もあり、大いに国事努められて居たが、一夜天満宮の夢告に依って京師を去り、志士の大捕獲を遁れる事を得られたが、慶応三年、幕府が大政を奉還するや、翁は事態の容易ならざるを察して再び上京、北小路新大義を通じて二條摂政関白殿に「神理の奥義に依り干戈を動かさずして世を至平に導く」献言を寄せられたが、二條公の逡巡により、翁折角の献言を用ひるに至らざる間に舞台は一轉、王政復古の大号令煥発で兵革の止む可からざるを知り、翁は失望して京師を去られた。
【 秀道師方に於ける研学 】
京師を去った翁は、慶応末年、三十六才の時、美濃国不破郡宮代村に山本秀道師の許を訪問、一度會ふや、この両達人は忽ち肝胆相照し、久しく己れが尋ぬる神人は秀道師であったとの霊感に導かれ、茲に翁は秀道師方に止る事となられた。
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![]() 山本家(左)と神前の鉄塔山の扁額(上) |
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| 大石凝眞素美翁が山本秀道師 と共に研鑽された勝神社 |
勝神社本殿(ここで秀道師・審神、眞素美翁・神主となり 鎮魂帰神の神事を行い、神々の啓示を受け、『古事記』中 の数々の疑問を解明された) |
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『眞素美の鏡』 七十五の音により宇宙萬有が形成されて 居ると言う大石凝教学の基本図表である。 |
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| 水野満年翁筆写『天津神算木運用秘書』五冊 |